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『遭難騒ぎ多発』 山を侮らないでください!!

・夏休みに入って、『八ッ淵の滝~武奈ヶ岳』のハイキングコ-スで、
続けさまに、2件、遭難事故が、発生しております。
一件は、下山時間が遅くなり、岩場からの滑落
もう一件は、読図力の未熟な道迷い
・数日後、大台ケ原でも中学校の遭難騒ぎ
変換 ~ P8100012  変換 ~ P8100011  変換 ~ P8100095
共に、山をなめた未熟な遭難騒ぎです。登山はあくまでも『自己責任』のスポーツです
自分で判断対応できるキャパ以上の、行動は取らないでください!!
あなたが想像する以上の人たちの『労力や時間やお金』が費やされます。

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≪登山について思うこと≫

ハイキング?登山?
・一般に“ハイキング”と言うと明るい手軽な響きあり公園の散歩等のピクニックと同等のイメージをもたれている方も多いのが現状です。
・そのイメージ,心構え、装備のままハイキングガイドブックに掲載されている低山であれ山歩きに行かれると大変危険が潜在しています。
・低山歩きとはいえ舗装されてない高低さのある山道を歩くわけですからそれなりの靴,ザックは必要です、当然雨の中を歩く場合もあるのでレインウェアーも必要になってきます。
・人によりハイキングや登山と言う言葉に対して持つイメージはかなり差があり。
★ハイキング=ピクニックと言うイメージをもたれている方にすると弊社のハイキングツアーは登山のジャンルになってしまいます。
※決して厳しい山歩きでは有りませんが登山の入門編です色んな意味で≪山に登る≫自覚意識は持ちましょう。
★街中の散歩気分で低い山でも山に入って行くのはやめましょう

標高の高い山ほど難しい?

『山,高きが故に貴からず,樹有るをもって貴しとす』
★山登りにおいて登行差,高さ、と言うのは重要な難易度(体力度)の指標にはなりますが“高い山=難しい”では有りません、当然“低い山=やさしい”でも有りません。
これをイコールだと思い込んでいる人が多く低山での遭難騒ぎが急増しているのではないでしょうか?

低山歩きの盲点
★標識が少ない
(地元の山の会に任されているケースが多く、体系的な指導標識が無い)
★登山口がわかりにくい
(入山者も少ないので明確で無い場合が多い)
★資料が少ない
(エリアのガイドブックが無かったりする⇒読図必要)
★地図に載ってない道がある
(実際登山道やふみ跡はあっても25000/1の地図に載ってないケースが多々あります)
★読図しにくい
(目印となる地形が少なく,地形が複雑に入り込んで,現在地が把握しずらい)
★「低いから迷っても何とかなる」と思い込みやすい
★「日帰りだから」と言う気の緩み
(実際は日帰りは時間枠が制限され、宿泊の準備をしていない分危険を含んでる)⇒日帰りでもツェルトの携行を!!
★無理な計画
(日帰りだから短時間で無理をしないと登れないような計画をしてしまう)

山登りのテーマ
★山登りのスタイル色々
・縦走 ・沢のぼり ・雪山登山 ・岩登り ・尾根歩き ・藪山歩き ・山スキー ・クロカン ・バックカントリー ・海外登山 他
★山登りの目的・植物観察 ・写真撮影 ・釣り ・山菜取り ・スケッチ ・キャンプ ・集中登山 ・景観 
★ご自身に合ったスタイルと目的を見つけ取り組んでください。“何でもかんでも”もありでしょうが,ターゲットを絞って取り組んだほうが進歩が早いです。

ロッククライミングは不要??
ロッククライミングと聞くと「とんでもない無い」とか「必要ない」と思われる方が大半ですが。低山にも鎖場や急なガレ場でロープが張ってある箇所は結構あ ります,そうゆう箇所でロッククライミングを体験しているかどうかで心の余裕も含め安心感は天と地ほどの格段の差が出ます。
1~2回ロッククライミングを体験しても本格的なロッククライマーにはなれませんが体と頭にスキルとして入っていると余裕が生まれます。
岩登りも山歩きの延長線にあるものです、日本の山では岩場を避けて山歩きを楽しむのはナンセンスなはなしです。
≪ゼログラビティー ロッククライミング≫はコチラ

行動食と非常食
★行動食は文字通り「行動中に食べる物」
単なる栄養補給ではなく食事の楽しみをプラスしたチョイスを
(例)カロリーメイト系,あめ、キャラメル,干しブドウ,羊羹,菓子パン,ドラ焼き,チーズ,スープ,ミカン,クッキー,チョコ、ケーキ,煎餅,コーヒー,ココア,紅茶,ナッツ類,など
★非常食
火や水を使わず食べれ,消化吸収が良い保存の利く物
行動食とは別のものです
(例)コンデンスミルク,ハチミツ,氷砂糖,カンパン、カロリーメイト系,ウィダーインゼリー系 など

*賞味期限の定期的チェックをお忘れ無く

小休止しましょう
★基本“50分登って10分休憩”位がよいと思います。
ただ天気が悪く長い休憩が取れなかったり,急なのぼりが続いたり,体調の悪い人がメンバーにいたり,する場合は“30分登って5分休憩”にするとか状況に合わせてください
★体調不良?
・人に迷惑を掛けたくないので多少の体調不良は我慢して山行に参加したり,参加中体調不良に奈っても我慢して山行を続けるのはお勧めできません。体調がもっと悪化してしまうと全員の足を引っ張り計画自体を台無しにしてしまいます。
山行の日に合わせ事前に体調の調整をしてゆくことは重要なことです。山行前から山行はスタートしてます。
★下りは楽?のぼりは体力でカバーできますが下りは技術も多少いります。「ゆっくりと小さい歩幅で足裏全体で」と言うのは登りと同じですが、くだりは登りより足元まで目線が遠くなり,自分の体重で加速度も付くのでスピ-ドのコントロールが難しくなり「ゆっくり歩く」と言うのが難しくなります。ストックを登りより長め(ストックを付いて上半身がかがみこまない程度)にセットしてスピードをコントロールしてください。あくまでゆっくり足裏全体でです。

ガイドブックの標準時間は
★あくまで標準の目安時間でしかありません
・当日の体力や天候、コースコンディションによって当然変ってきます
(目安として)
・初心者の方や年配の方は休憩時間も含め,標準時間×1,5倍の計画を
・歩きなれた方なら休憩時間も含め,標準時間×1,2倍で計画すれば
ノンビリとした無理の無いスケジュールが立てられると思います。

単独行
警察の山岳事故の統計によると全遭難者の30%が単独行の登山者で、しかも遭難から死亡に至る割合は単独行者の場合,単独遭難者の30%にあたるそうです, 全遭難者のうち死亡,行方不明に至る割合は17%だそうですから、単独行の異常な数値がわかると思います。
★同行者がいるのといないのは何かあったときに生死を分けるポイントだといっても過言では無いでしょう。
★「俺、私に限ってそんなことは無い今まで大丈夫だったから」なんて・・・今までラッキーだっただけですから!!
※山仲間を作る 山の会に入る ガイドツアーに参加する 等 対策を講じましょう

山に帰ってきました!
20年~30年前,登山をされていて,長いブランクの後、登山を再開される方はかなり多いと思います。
「昔とった杵ずか」のまま再開するのはやめてください。
体力や身体能力は衰え、逆に装備は飛躍的に進歩してます、『以前の経験を元に、今の新しい装備や理論等を受け入れて、現状の体力と相談して』山登りを楽しんでください。

巨大ツアー登山
旅行会社が企画されている登山では良く50人以上のツアーを良く見かけます、
・比較的安価で著名な山々が組まれているのでうまく利用するのはありだと思いますが、デメリットも有ります
・個人の意識の中に「連れて行ってもらえる」と言う感覚が「甘え」を生みやすい。(あくまで自分の頭と足で登る意識を!)
・登山者のレベルがまちまちでバラバラのパーティーができ一体感の有るツアーにはなりにくい
・ガイドの目が行き届きにくい(十分にゲストの目を行き届かせるには1ガイド10名くらいまでと考えます)あくまで添乗員ではなくガイドの目です!
★交通手段や宿泊の手配等は旅行社任せで構いませんが「自己責任」が原則の山登りです、自分の体力,技量にあったコースを選びコースの事前机上調査もしておきましょう。

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===遭難回避の3大原則===
1.自分(たち)の能力を過小評価する 
・・・衰え行く体力というものは、かななか自覚できないものです。常に自分たちの実力を過小評価して、
計画を立てるようにしましょう。コースの技術的な難易度、歩行時間の長さ、背負える装備の量・・・。
自分の限界は、思ったよりも下にあります。
2.危険を予測する 
・・・登山はもちろん楽しむためにするものですが、計画段階はもちろん、行動中も常に頭の片隅で
『ここにはどんな危険がありうるか』を予測しましょう。
3.金で買える安全は買う 
・・・濡れても体温を奪わず動きやすい登山用ウェア、防水透湿性雨具、LEDのヘッドランプetcの
登山用装備。夜行日帰りより1泊2日。鈍行より特急、ガイド登山を利用する。

===遭難シュミレーション===
山での遭難は、自然相手である以上、どんなに注意をしていても起こりえることです。
100%安全な登山など、ありえません。従って、登山の計画を立てる際に
「遭難のシュミレーション」をしておくことは、とても大切なことです。
では、実際にどうやって遭難のシュミレーションをしたらいいかを考えて見ましょう。
1.事故が起こった場合の対処。 
・転落・滑落(自力行動可能、不可能)
・転倒による負傷(自力行動可能・不可能)
・病気(熱中症など)による行動不能   など
2.どのように下山するか 
・行程を区切り、それぞれ区間のエスケープルート(緊急下山路)を選定
3.緊急時連絡先の把握、書き出し 
・複数の通報による情報の混乱を防ぐため、所属する山岳会などへの連絡一本化が原則。
個人が自宅などへ連絡は厳禁。 遭難発生時に『誰がどこへ連絡するか』の確認。最低限、
以上の事柄は計画段階で決定し、パーティーミーティングでメンバー全員に
承知徹底するようにしましょう。

*ヘリ搬送が必要な場合は当然救助要請となりますが、登山は自力で解決できることは
自力でするのも基本です。近年安易なヘリ救助要請も増えていますので、
果たしてそれが本当に必要かも、よく考えてください。

===登山準備の大原則===
★無理のない計画を立てる。
自分の体力を過大評価しない。特に万一天候が最悪になっても、行動しきれる(自力下山)かを考慮する。
→計画に無理があったと思われる事例
★登山届けを書く。警察だけでなく留守宅へも忘れずに
→登山届けを出さなかったために、救助初動が遅れた事例
★日帰り登山でも、最低限のビバークができる装備・食料と遭難を知らせる通信機器をもつ。
→ビバーク・通信装備を持っていたため、最悪の事態には至らなかった事例
★服装は最新式のものを(派手めの蛍光色がよい。)
→最新式の服装で命がすくわれた事例
★気象情報や危険情報をあらかじめ把握しておく
★たとえツアー登山であっても、「お客様」気分にはならない
山では「自分の身は自分で守る」意識が重要。事故が発生した場合のシュミレーションをしておくこと。

===教訓====
★北アルプス山岳遭難対策協議会は、昨年1年間の遭難状況などをまとめた「山岳白書」を発刊した。
県側から北アへの登山者数は、統計を取り始めた1966年以降最多となる3万2311人
(前年比1363人増)を記録。遭難件数も同様に最多の51件(7件増)となり、
半数が遭難救助の基礎資料となる登山届を出していなかった。
 遭難者数のうち73・8%の45人を40歳以上の中高年者が占め、前年の75%に続いて
高い比率となった。単独や2人パーティーなど少人数での遭難も27件と多く、単独登山者数は過去最多の5694人(前年比546人増)だった。

★谷川岳で、スキーをしていた、山岳ガイドが雪崩に巻き込まれ、死亡した。窒息死だった。 
沼田署の調べでは、現場は谷川岳の天神尾根付近。同日午前10時ごろから、仲間2人とともに
整備されていない自然の山で行う「山スキー」をしていたという。

★福井県警は1日、携帯電話から登山計画書を申請できるシステムの運用を始めた。登る山や
登山コースなどを報告してもらい、遭難事故の際の迅速、的確な救助活動に役立てる。
これまで登山計画書の申請は郵送やファクス、インターネットで受け付けていた。
県内では2009~11年の3年間で32件の山岳遭難事故が起きており、このうち登山計画書の
届け出があったのは1件だけだった
。手軽に申請できるよう携帯電話でのシステムを整えた。

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その他、疑問点やコースに関するご質問等,ございましたら
お気軽に(075-702-9330)までお問い合わせ下さい。
多少なりともお力添えが出来るかも知れません。

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